2015年1月18日日曜日

電波時計をローカルで同期させる(Android端末利用)

 最近置き時計・目覚し時計はそれなりの価格のものにも電波時計の機能を持つものが増えてます。
 私の家にも電波時計対応の置き時計は4個ほど有りますが、自宅が鉄骨鉄筋コンクリート造のため福島県の電波でも部屋の奥には届かないようです(北海道在住のため遠いというのもあるのですが)。
 電波時計用の標準電波(JJY信号と言います)を再送信する機械は販売されていますが、業務用・民生用ともに高価なため今回はAndroid端末で動作するアプリをご紹介します。
 なお、このアプリを使用した場合JJY信号を勝手に送信するため、自宅内だと問題にはなりませんが、強力なアンテナで送信した場合は電波法違反になるおそれがあります。

 ちなみにGoogle Playで"JJY"のキーワードで検索されるアプリは私の環境ではちゃんと動作しませんでした。おそらくAndroid SDKでのタイマーの使用方法が変わったためそれが影響したものだと思われます。


1.JJY信号を自宅で送信するには

本当ならば40ないし60kHzの信号をビーコンのように送信するものです。
スマホのフォーンプラグからは通常は24kHz以上の音声信号は送信できませんが、これを13.333kHzの信号を3次高調波にして39.999kHzで送信するようです。
技術的に詳細を知りたい場合はこちらを参照下さい(PCでJJY信号をサウンドカードから送信する話と、JJY信号用のアンテナ作成の話が記載されています)。

2.Android端末でJJY信号を送信するアプリ

こちらをお勧めします。
このアプリを起動し、画面右下の「同期」ボタンで事前に端末の時刻をNTPプロトコルで同期してから(NTPプロトコルを使用するため、当然ネットへの接続が必須)、画面中央の「同期開始」ボタンを押すと、端末からJJY信号の音声が出力されます。
ちなみに3Gで通常の待受状態だと、基地局との間で時刻同期されているようでNTPでの同期は不要となります。
端末のそばに電波時計を起きしばし待つと、時刻が同期されます(電波時計は手動同期ボタンを押してお待ちください)。

3.音声出力アプリ向けのJJY信号用アンテナについて

一番手ごろなのはコンポのチューナにセットされているループ型のAMアンテナを流用する方法です。
AMアンテナのチューナ接続部(多分銅線2本)に3.5mmのフォーンプラグを付けるだけです。

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