2015年1月12日月曜日

タイヤの真実について(その2)

1年ぶりにタイヤの真実について書き続けていきます。
インチアップしてもタイヤと地面の接地面積はあまり変わらない


「インチアップする場合、必ず幅広タイヤ使うってことは接地面積が増えるだろ」って思いますよね。
でも、インチアップで偏平率が上昇した際に、タイヤ幅を太くすると同時にリング剛性(タイヤの輪の部分=進行方向の強度)が上がりたわみにくくなるので「地面と接する長さが短くなる」のはご存知ですか?
逆に偏平率が低いタイヤはリング剛性が低いため、結果としてはそれだけ「たわみ量が増えて地面と接する長さが長く」なります。
箇条書きにしてみましょう。

  • 偏平率が低いタイヤ
    タイヤ幅=細い  接地長=長い
  • 偏平率が高いタイヤ
    タイヤ幅=太い  接地長=短い
接地面積は幅×長さですから「インチアップで接地面積があまり変わらない」結果になることがわかるかと思います。

それでは何故、「インチアップするとタイヤのグリップ力が向上し、乗り心地が悪くなる」のか?
次回はもっと突っ込んだ話を書きます。

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