2015年3月29日日曜日

Xperiaで機種変更の際のデータ・アプリの移行を行う

現状Androidが唯一iPhoneに最も劣っていると言わざるを得ない部分、それはデータの一元性ではないかと思います。
iPhoneの場合、よくも悪くもiTunesに全てのデータが一元管理されているため、これを使えば機種変更時も自動的に復元可能なようですね(使ったことが無いため詳細は不明です)。
Androidの場合、実は今回で移行2回目ですがちゃんとした方法がよく分かっていなかったので、自分なりにこれで復元できたというやり方を記載します。
今回はroot不要のパターンで記載します。

1.カメラ映像・音楽データなどを移行する

Sonyが提供するXperia Transferが使用できます。基本的にはこちらに記載の通りでOKですが、一応補足しておきます。
  • 移行元のスマホにGooglePlayでこのアプリをインストールし、抽出作業までを事前に行っておきます。
  • 移行元スマホでの抽出作業が終了したら、PCにインストール済みの「PC Companion」でXperia Transferを起動します。起動方法はPC Companionを起動した状態で移行先のXperiaを接続すると自動的に「Xperia Transfer」が表示されます。
  • 起動後、移行元のスマホの情報と移行したいデータの種別を聞かれるので、ダイアログに答えて移行元スマホを接続します。
  • 移行元スマホからデータを自動的に吸い込みが完了したら、スマホを交換するようメッセージが表示されますので、移行先のXperiaを差します。
  • エラーがでなかったらこれで移行が完了していると思います。
この方法でちょっとだけうーんと思うところとしては移行元のスマホにSDカードが刺されている場合は、その内部のデータも親切に移行はしてくれるのですが、自分のように大量に音楽データを入れている場合は移行先のXperiaにSDカードの挿入がない場合は容量が足りないとメッセージが出ました。
 この場合は音楽データのみ移行しなければいいんですが、ちょっとだけメンドクセって思いますよね。

2.アプリを移行する

アプリを移行する場合、root不要ならばheliumが便利だと思います。
 ただし、heliumはXperiaのようにPTPが標準でOFFにされているスマホの場合正常に接続されない場合があります。この際はPCにAndroidSDKをインストールしておき、スマホをadb shellで事前に接続しておけば回避できます(これはheliumの仕組みとして裏でadb  backup を使用しているため)。
  • 移行元の端末でheliumを立ち上げ、バックアップを行います。root取得済みの端末はPCとの接続は不要ですが、未取得端末はPCにheliumアプリのインストールが必要になります。私はChromeアプリが便利なのではないかと思います。
  • バックアップの際、「アプリデータのみ(最少のバックアップ)」に付いているチェックボックスを外すことをお勧めします。何故かと言うと、このオプションを有効化するとお分かりの通りアプリデータしかバックアップされません。今回はアプリごとの移行がしたいのだからチェックボックスは無効が正解です。
  • 出来れば全部のアプリをバックアップしたほうがいいでしょう。ただし、ユーザアプリでも移行後の端末で重複するものがありますので、そういうものはリストアの際にチェックボックスを外しましょう。
  • 選択後、バックアップボタンを押すとバックアップ先を選択できます。通常は内部フラッシュにバックアップし、バックアップ完了後にFileCommanderなどでSDカードに複写するといいでしょう(フラッシュ内部のcarbonディレクトリごと複写します)。
  • SDカードを新しい端末に付替し、新しい端末にheliumをインストール後にこれを起動します。
  • helium起動後、リストアを選択してリストアしたいアプリを選択します。SDカードのcarbonフォルダを消さない限り未リストアアプリをあとで復元することは可能なので、慎重に復元しましょう(新しい端末に同じアプリがあった場合不具合が出る可能性があるため)。
正直、ホームでフォルダを作成している場合、サードパーテイのホームアプリの方が復元できますよね。ここだけがXperiaホームを使用した場合の不満です。
**画像は後で貼ります。