インチアップしてもタイヤと地面の接地面積はあまり変わらない
でも、インチアップで偏平率が上昇した際に、タイヤ幅を太くすると同時にリング剛性(タイヤの輪の部分=進行方向の強度)が上がりたわみにくくなるので「地面と接する長さが短くなる」のはご存知ですか?
逆に偏平率が低いタイヤはリング剛性が低いため、結果としてはそれだけ「たわみ量が増えて地面と接する長さが長く」なります。
箇条書きにしてみましょう。
- 偏平率が低いタイヤ
タイヤ幅=細い 接地長=長い - 偏平率が高いタイヤ
タイヤ幅=太い 接地長=短い
接地面積は幅×長さですから「インチアップで接地面積があまり変わらない」結果になることがわかるかと思います。
それでは何故、「インチアップするとタイヤのグリップ力が向上し、乗り心地が悪くなる」のか?
次回はもっと突っ込んだ話を書きます。
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