自分でカーネルモジュールのmakeをし、モジュールを既定のフォルダにインストールしてもいいのですが、せっかくDKMSって便利な仕組みがあるので、これを使ったほうがいいですよね。
1.DKMSとは
2.HUAWEIのNDISドライバをdkms化する
HUAWEIのLinuxドライバの場合、先のinstallスクリプトを見るとdriver/ndis_driver/ndis_src/
がそのままカーネルモジュールをmakeで行う場所になります。このフォルダの中身をそっくりdkmsで指定するフォルダに複写するわけです。
dkmsのルールに従い、/usr/src配下にディレクトリを作成します。
今回はパッケージ名をhw_cdc_driver、ドライバーバージョンは4.19.19.00です。
sudo mkdir /usr/src/hw_cdc_driver-4.19.19.00
cp -r driver/ndis_driver/ndis_src/* /usr/src/hw_cdc_driver-4.19.19.00
しかし、dkmsが動作するにはもう一つ必要なものがあります。dkmsの設定ファル"dkms.conf"です。
以下に引用で貼り付けますので、そのまま使ってみてください。dkms.confという名前で先に作成したフォルダにそのまま貼付けします。
PACKAGE_NAME="hw_cdc_driver"さて、準備が出来たところで、次からはdkmsのコマンドを入力していきます。まずはこのソースツリーをdkmsに追加します。
PACKAGE_VERSION="4.19.19.00"
CLEAN="make clean"
BUILT_MODULE_LOCATION[0]="src/"
BUILT_MODULE_NAME[0]="hw_cdc_driver"
MAKE[0]="cd ${dkms_tree}/hw_cdc_driver/4.19.19.00/build; make KVER=${kernelver} modules"
DEST_MODULE_LOCATION[0]="/updates/dkms"
AUTOINSTALL="yes"
sudo dkms add -m hw_cdc_driver -v 4.19.19.00成功したとメッセージがでたら、ツリーの追加が出来ました。
次はdkmsで試しにメイクさせてみます。
sudo dkms make -m hw_cdc_driver -v 4.19.19.00メイクが成功したら、モジュールをインストールしてみます。
sudo dkms install -m hw_cdc_driver -v 4.19.19.00さて、これだけで後は新しいカーネルにアップデートした際に自動的に追従します。
3.特定のカーネルからモジュールを消す
以下のコマンドで出来ます。
sudo dkms uninstall -m hw_cdc_driver -v 4.19.19.00
4.DKMSから不要になったドライバを削除する
今回このモジュールが不要になった(別なPocketWifiに乗り換え)ので、削除するコマンドを調べました。sudo dkms remove -m hw_cdc_driver
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